オートマとマニュアル

キャンピングカーと言うと、形状的にはトラックやバンに近い形状をしています。キャンピングカーを製造しているメーカーの中には、自社で製造しているトラックやバンをベースにして、キャンピングカーを製造しているケースも結構あります。トラックやバンと言われると、マニュアルのトランスミッションのものしかないというイメージを持っている人も多いでしょう。そこからの派生車種でもあるキャンピングカーについても、マニュアルのものしか販売されていないという先入観を持っている人もいるかもしれません。しかし現在提供されている中古車の中には、オートマ車のキャンピングカーもいろいろとあります。しかも4WDでディーゼルエンジンのキャンピングカーだけでも、結構オートマ仕様の自動車が多く製造されていることが分かります。
キャンプに出掛けた場合、結構長距離のドライブになってしまう可能性も高いです。そうなると例えば家族の中で、奥さんと途中運転を少し後退してもらうと言うこともあるかもしれません。女性の間でも最近では、運転免許を取得する人が多くなっています。しかし女性の場合、マニュアル車の運転免許ではなく、オートマ車限定の運転免許しか持っていないケースも多いです。そのような場合でも、オートマのキャンピングカーであれば、途中交代をしてもらうこともできます。
中にはオートマ車ではキャンピングカーを運転するのは心もとないと感じる人もいるかもしれません。確かにキャンピングシェルやサブバッテリー、水タンク、トイレ、シャワーと言った設備が搭載されています。またキャンピングカーを利用する場合、大人数で乗車をすることも少なくありません。普通の自動車と比較して、より大きな重量がかかってしまいます。オートマのミッションでこの大きな負担に耐えることができるのかどうか、疑問に感じると言う人もいるはずです。
しかし注意をしていれば、オートマのキャンピングカーでも、十分に問題なく走行することができます。しかし運転をする時に、ミッションに余計な負担をかけないようなやさしくいたわるような運転をすることが求められます。急加速や急ブレーキは極力かけないようにすることです。また坂道発進をすることになってしまった場合には、スピードに乗ることができるまでは急スピードを出さないようにすることです。周囲の人からしてみると、のろのろ運転している迷惑な車両になってしまうかもしれませんが、少し我慢をしてもらうしかありません。